
これら、古来より伝わる社寺仏閣や、富士山、屋久島といった自然の中に
多くのパワースポットが存在しているようです。
パワースポットの火付け役といわれるのが、スピチュアルカウンセラーの
江原啓之さんや、手相占いの島田秀平さんらと言われています。
出雲大社や伊勢神宮はまさに、パワースポットの主流と言えますね。

山陰(鳥取・島根)といえば、神話の里でもあります。
古事記に記されている神話の数々に多く登場する場所であります。
実際にパワースポットを訪れることで、パワーをもらったり、心が癒されたりした、
なんて経験をされた方もいるでしょう。
最近、町で「心療内科」という看板を見かけるようになりました。
「心のクリニック」などとよく書いてありますが、
正確には 心療内科=精神科 ではありません。
精神科は精神疾患を専門に扱う科です。
具体的には、心の症状、心の病気を扱う科であるということです。
心の症状とは、不安・抑うつ・不眠・イライラ・幻覚・幻聴・妄想
などの症状を指します。
対して、心療内科は主に心身症を扱います。
日本心身医学会によると、心身症とは
「身体疾患の中で、その発症や経過に心理社会的な因子が密接に関係し、
器質的ないし機能的障害が認められる病態をいう」と定義されています。
これではちょっと難しいので、具体例を出してみましょう。
たとえば、体になんらかの異常、腹痛、便秘、下痢などの症状があり、
その原因にストレスなどの心理・社会的因子が密接に関与している病態、
これを心身症と考えます。
心が大きく関与していても基本は「体の病気」である、ということですね。
このように、本来心療内科は「体の症状」、精神科は「心の症状」をみるものであり、
当然それに必要な医師の研修内容も違ってきます。
それにも関わらず、心療内科と精神科が混同されていることが混乱の元にも
なっています。
実際、心療内科と看板を掲げていても中身は精神科、ということも
よくあります。
精神科とすると敷居が高くなり、患者さんが行きにくく感じてしまうことも
要因としてあるようです。
「心身症」のように、ストレスなどが原因で、身体に変調を起こすことは
今ではごく当たり前のこととして認識されています。
そのストレスは、周りの状況に対する自分の見方や、考え方、とらえ方が
作っていると言われています。
こころと体、そして、その人をとりまく環境等も考慮したうえで、
みなさんの「パワースポット」となれる薬局でありたいと思っています。